スタンド・バイ・ミーの心|NPO法人さらプロジェクト

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  1. スタンド・バイ・ミーの心

スタンド・バイ・ミーの心

こんにちは、根本です。

さらプロジェクトが始まって間もなく、2001年7月に西武新宿線井荻駅前「井荻プラット」を拠点として開設しました。
杉並区IT講習会で得た利益は、この「井荻プラット」の開設と運営にあて、教室と個別指導、出張サポートの拠点となりました。また、さらプロジェクトの事務局と会員活動の拠点ともなりました。

講習会で学習したときは理解が出来ても、自宅でいざやってみようと思うと「電源が入れられない」から始まり「何を学習したんだっけ?」「あれ?出来ない」となったりする「初心者あるある」の方や、「パソコンで何かやってみたい」と思う方など、何かしらの課題を持って、毎日大勢の方が来られていました。
近くに気軽に聞ける「誰か」がいてくれたら、どんなに心強く、安心なことでしょう。
それを実現する「井荻プラット」でした。
「井荻プラット」は、初心者にとり「スタンド・バイ・ミー」。今、そばにいてほしいと思う気持ちを受け止め、解決する場でした。
そして、さらプロジェクトにとっては、常に「あなたとともにいる」場でもあったのです。

あれから22年。「スタンド・バイ・ミー」の心は、今も脈々と受け継がれています。
さら就労塾、杉並区立ゆうゆう館、どの事業所でも、職員がその心を持って、利用者と接し、利用者の向かう方向に一緒に進もうとする姿を、多々見ることがあります。

それは、さら就労塾から就労した方たちの定着率の高さにも繋がっているのでしょう。そして、きっと就労先では、仲間の方たちに対しては、その心を持って接しておられると信じています。
ゆうゆう館では、ご自分たちの「居場所」として、長く利用されている方が大勢おられるのも、きっと「気持ちを受け止めてくれる居心地の良い場」と感じて下さっているのだと信じています。

先日、ゆうゆう方南館で町会、自治会の方に向けての「スマホ・タブレット体験セミナー」を実施しました。インストラクターは、さら就労塾の職員が担ってくれましたが、参加された方からは、「さらプロで企画してまた、やってね」とたくさんの声をいただきました。
セミナー後半は、何に困っているか、何を理解し、納得すればいいのか、何を習得するとさらに良いのかを個別に丁寧に対応した結果だと思います。
まさに、さらプロジェクトの原点「スタンド・バイ・ミー」の一日でした。

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